玩具の豆知識 -日本の玩具歴史と語源

■玩具とは

 

玩具は子どもが遊びに使うための道具というのが一般的な認識ですが、人間の子どもだけでなく大人やペット、野生動物も玩具で遊ぶことは珍しくないとの事です。

■玩具の語源

 

昔、玩具のことを手に持って遊ぶ、持て遊びと呼んでいたそうです。平安時代に「もち遊び」という言葉に変化し、その後も少しずつ変化を繰り返し、最終的に「おもちゃ」という言葉になったそうです。

■玩具の歴史

 

玩具は古代文明の遺跡からも発見されているほど、その起源は非常に古いそうです。何千年も前から玩具が存在していたとうことです。遺跡から発見された玩具の中には、鳥の形をした笛、小さな荷車や張った糸を滑り下りる猿のおもちゃなども発見されたそうです。現在でも使われている玩具と同じ様なものが遺跡から見つかったとは驚きでした。日本最古の玩具は駒です。平城京跡や奈良県藤原宮遺跡などから発見されたそうです。

 

平安時代には、30㎝程の人形が存在し、それらは玩具という使い方以外に病などの災いを代わりに受ける身代わりとして儀式的などにも使用されていたそうです。

 

明治時代には、欧米玩具の輸入が開始され、ブリキ製金属玩具などが日本へ入ってきました。知育・教育玩具の出現もこの時期だそうです。大正時代には、セルロイド製キューピー人形が誕生。めんこやベーゴマなどが流行しました。

 

昭和18年には、愛国百人一首や、愛国いろはかるたなどが登場し、昭和25年から国内プラスチック製玩具の製作が開始され、27年には、電動玩具第一号のセダン型自動車や上飛飛行機も登場しました。この他にも昭和には数々の玩具が登場しました。その一例として、国産プラモデル、野球盤、フラフープ、国産ミニチュアカー、ミルクのみ人形、ビニール人形ダッコちゃん、着せ替え人形リカちゃん、鉄腕アトム、鉄人28号、ラジコン、バドミントン、スーパーボール、ボーリングゲーム、オセロゲーム、ジグソーパズルなどです。昭和52年には自動販売機によるカプセル玩具の発売が開始され、昭和56年には、チョロQが登場しました。

 

昭和後期から平成にかけて、デジタル系のおもちゃが増え、テレビゲーム、ファミコンやカードゲームなどが多く登場しました。平成8年には、たまごっちなどのキーチェーンゲームがブームとなり、テレビゲームや携帯ゲームは今現在も進化をし続けています。

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