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代表的なプレミアム切手

趣味として、切手収集をしている方は多くいらっしゃるでしょう。
昔から現代まで様々な種類の切手が発行されていますが、その中でも愛好家に愛されているプレミアム切手があります。こちらでは、よく知られているプレミアム切手をご紹介いたします。

ビードロを吹く娘

ビードロを吹く娘は、昭和30年11月1日に「切手趣味週間シリーズ」のうちの1枚として発行された、10円切手です。喜多川歌麿による浮世絵・ビードロを吹く娘が図案になっており、切手趣味週間シリーズで初めてのカラーブラビア印刷切手で、550万枚発行されました。ビードロを吹く娘が発行された当時は、小学生から大人まで切手収集がブームになっていたことから、数が少なくとても希少性が高い切手です。使用済みであっても、高値が期待できるでしょう。

見返り美人

見返り美人は、昭和23年11月29日に「切手趣味週間シリーズ」のうちの1枚として発行された記念切手です。「浮世絵の祖」とも言われるほどの有名人である菱川師宣が描いた見返り美人図がデザインされており、発行枚数は150万枚と最近の切手と比べるとかなり発行枚数が少ないため、希少性があります。

また、見返り美人は縦67mm、横30mmと切手の中では日本最大サイズとなっていることからも、珍しい切手です。当時は国内だけではなく、海外からも注目されていた切手ということもあり、切手愛好家の中では今でも大変人気があります。

月に雁

月に雁は、見返り美人と並んで非常に有名な切手です。月と雁が美しく描かれており、その構図の見事さや、印刷の美しさから「小さな芸術品」と呼ばれていたそうです。また、大きさは見返り美人と同じ大きさで当時では珍しいビッグサイズであったことから、人気の切手となりました。月に雁は200万枚発行され売れ残りもありましたが、手紙の料金が5円から8円に上がった当時、月に雁から8円切手と変わったため使ってしまう方が多く、未使用で残っている月に雁はとても希少価値が高いのです。