【化粧品コスメの豆知識】化粧品コスメのはじまり2

♦世界の化粧品の起源

 古代エジプトでは、鉱石(マラカイト、ラピスラズリなど)を粉末状にし、その色素でアイシャドーを施す事が行われていました。これには病気の原因となる虫を追い払う効果もあったそうです。砂漠地帯では、日焼けを防ぐために黄色いクレイを肌に塗ったり、硬くなった皮膚の柔軟性を補うために天然精油を使った香油を塗るなどの肌ケアも始まっていたそうです。アフリカではシアバターを強い紫外線や乾燥から肌を守るために伝統的に使われてきました。モロッコ、サハラ砂漠のベルベル人たちも、肌の乾燥や紫外線から身を守るため古来よりアルガンツリーのオイルを全身に使用してきました。

 植物を使用した肌ケアに関しては、5000年前のエジプトの書に既にフランキンセンスや、ミルラハーブに関して記されています。ハーブは、ヨーロッパにおいては古くから病気の治療薬として栽培されています。紀元前460年生まれの古代ギリシャの医師ヒポクラテスも400種類以上ものハーブの処方を書き残しています。

♦化粧品成分としての化学物質

 日本は戦後、合成界面活性剤使用の鉱物油クリームや、合成シャンプー、合成洗剤を使用するようになりました。歴史としては僅か約70年程ですが、精製度の不十分な鉱物油が原因で皮膚が黒くなる「黒皮症」の症状が現れたり、合成洗剤によるひどい手あれなども問題になりました。
 
 化粧品成分によりアレルギーになる人々が増え、1980年アレルギー誘発の可能性がある103種類の成分を「表示指定成分」と国が定めました。2001年から、規制緩和により「全成分表示」となり、表示指定成分の制度は廃止されました。そのために、肌荒れの原因となる可能性のある成分も、そうでない成分も同じように表示される事となり、化粧品メーカーと化粧品を選ぶ消費者の自己責任だとする制度へと変わってしまいました。

 これ以降、新しい化学物質は全成分の中に埋もれる形で増え続けています。最終的に石油由来の化学合成成分においては、短期間の実験においては問題がなくとも、浅い歴史上は常に新しい化学物質という側面があることが懸念されます。

買取のたくみや-化粧品コスメ買取
【買取のたくみや】では、どこよりも高く化粧品コスメの買い取りをいたしております。他社様でお見積りなさったお客様もお気軽にお問い合わせください。どこよりも高値で買い取りさせていただきます。まずは【買取のたくみや】の無料査定をご利用ください。


《化粧品・ブランドコスメ 買取関連のページ》